マルティン・ルターによる一日一章(3/5)

「わたしは、平和をあなたがたに残し、わたしの平和を与える。わたしはこれを、世が与えるように与えるのではない。心を騒がせるな。おびえるな。」(ヨハネ福音書14:27)

 あなたがたは平和を望み求めているが、それは逆になる。なぜなら、あなたがたは、キリストが与える平和ではなく、この世が与えるような平和を求めるからである。

 神は、平和の中心にご自身の平和を置かれたのではなく、言わば、あらゆる誘惑のただなかに平和を置かれることによって、彼の民の中で奇跡を示されたことを、あなたがたは知るべきである。「敵のただなかで治めなさい」と、彼が言われる通りである。だから、彼は誰もが乱さないような平和をもっておられるのではない。それはこの世の平和である。むしろ彼の平和は、あらゆるものが彼を悩まし、またあらゆるものに乱される時にも、すべてを安心して平和に耐える、そのような平和である。

 あなたがたはイスラエルといっしょになって、「平和、平和」と語るが、それは平和ではない。むしろ、キリストと共に語りなさい。「十字架、十字架」と。しかし、それは、十字架ではないのである。なぜなら、「恵みの十字架」とあなたが楽しげに言うときに、たちまちその十字架は十字架ではなくなり、あらゆるものの中であなたにとってかけがえのないものとなるからである。

(『慰めと励ましの言葉ーマルティン・ルターによる一日一章』)

なるべく皆によいようにバランスをとるよりも、そこで泣き悲しみ踏みにじられる人の側に立つ。それがイエスの平和。(N)

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